高すぎても低すぎても体にとって悪影響を及ぼしてしまうのが血圧です。今は血圧が正常値で心配ない方でも油断はできません。当サイトでは血圧を正常値に保つための方法をご紹介しています。

高血圧のメカニズムと危険因子について

血圧の値が、通常よりも高い数値を示した状態が続くことを「高血圧」と言います。基準とされる数値は、上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg、下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上である場合としています。
高血圧のメカニズムは、心拍出量と末梢血管抵抗(血管内の血液の流れに対する抵抗)の増加によって上昇することが分かっています。心拍出量が上がるメカニズムには、腎臓の機能が低下することでナトリウムの代謝・排泄に障害がおこり、体内にナトリウムが増加しています。すると体液の濃度が濃くなることを防ぐために、水分を増やして濃度を一定にさせます。その時に血液の量も増加します。また、末梢血管抵抗の増加のメカニズムでは、動脈硬化などによって血管内腔が狭くなることが高血圧に強く影響しています。
この2つの増加に関わっているとされるのが、交感神経の活性化です。交感神経が活性化されることで神経の末端や副腎から、カテコールアミンと呼ばれる神経伝達物質が多く分泌されます。カテコールアミンは、この2つの増加に直接的に関わることが分かっており、この危険因子の大量分泌により血圧が上昇し、高血圧を誘引します。更に腎臓にも働きかけてレニンと呼ばれる昇圧ホルモンを分泌させるのです。
高血圧が起こる原因は生活習慣と大きく関わっています。塩分の大量摂取や肥満、飲酒、喫煙、年齢などの様々な危険因子があります。これらには、年齢など変えることができない危険因子もありますが、肥満や塩分摂取、飲酒、喫煙などは改善することが十分に可能なものばかりです。こうした危険因子を一つでも減らすことで、心臓や血管への負担を抑えることが可能であり、結果的に高血圧を防止することにつながっていきます。